連絡日 | 2022年12月 |
依頼者 | Sさん |
年齢 | 20代 |
職業 | 販売業 |
雇用形態 | アルバイト |
Sさんより結婚・引っ越しの予定があるので退職したい旨を、就業規則に記載されていた1ヶ月前に伝えたが、「次の人が決まるまで無理」と断言されてしまい困っているとご相談頂いた。
話を詳しく伺ったところ、シフトの時間以外は給与が発生せず、自分で勤怠修正を行わされていて、その証拠もあるとのことだった。
当組合より先方へ連絡したところ、「本人と直接でないと話をしない」とのことだったが、Sさんは退職を申し伝えたが拒否されてしまった旨、勤怠修正を行わされた証拠がある旨を伝え、団体交渉権をもって話を進めた。
先方はかなり激昂されていたが、結果的に退職届と委任状が欲しいとのことだったため、それらを郵送し退職確定するという形で話が着地した。
今回のSさんのように人手不足で辞めさせてくれない・辞めづらいといった内容でご相談を頂くケースは多い。
人手不足というのは本来会社側が対処する責任があり、それを労働者の責任にする事は法律でも出来ないと明記されている。
上記の理由から、人手不足で退職させないということは出来ないことを経営者側も理解し、辞めたくないような会社にするにはどうすればよいか?とご一考頂きたい。